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こんにちは リトスパKです。


前回のタオル工場編に続き

糸工場編の始まりです。


『糸がどのように作られているか』


タオルは漠然と考えたことはあるが

糸単体については考えてことはないかも知れない

実に良い機会を与えていただいたなと思いつつ。


UENOさんの工場の近く

同じ泉南市内にあります

旭紡績さんにお邪魔しました。


糸工場の中は

火気厳禁とのことで

少しの火気も許されない為

フラッシュを絶対に焚かないでください

間違ってフラッシュが着くと

安全装置が作動し

工場が一時的にストップしてしまいます。

との事でしたので

そんな大ごとになっては申し訳が立たない。。。

と怯えるあまり

カメラの誤作動を恐れ

スマホ撮影に切り替えました。

しかしスマホだって。。。

もう怖くてあまり撮れない。。。



こちらが糸になる前の綿です!

ここに写っているのはほんの一部で

すごい量の綿が置かれていました。

(ここから一体どういう工程を経て糸に?)

という気持ちを抱えつつ更に中へと。


綿が洗われたり乾かされたりする機械もあったのですが

フラッシュを恐れて写真が在りません笑。

ここから写真が減って行きます。


それから綿は薄く伸ばされ




まるでベールのように伸ばされます。

その後まとめられロープ状になります。



こんな感じです。

こちらもまたアメリカンなサイズで圧巻でした。


ロープ状の糸の素たちは

ドラム缶の中から上のルートへと導かれて行きます。


それから今度は『コーム』(あれ、コーマだっけかな?)

という作業に突入します。

『コーム』という言葉の通り

髪の毛を櫛で梳いていくような作業です。

兎に角、櫛の作業です。



ちょっと面白いですね。

上の銀色の部分が櫛のようになっており

ズンズン梳かされていきます。


この工程を果てしなく繰り返し、

その度徐々に細く細くしていき、

それがやがてあの細い糸になるのだそうです。


初めから細い訳はないだろうとは思っていましたが

こういう風に出来上がっているんだなぁと感動しました。

(この動画は面白すぎて一生観続けていられます笑)


フラッシュへの恐怖の為

写真が極端に少なく

中途半端な終わり方になってしまいました。

申し訳ございません。





これにて泉州タオル珍道中シリーズは終了です。


物が造られていくところを見るのは本当に面白いです。

色々な人の手が加わり、工夫が生まれ

長い時間をかけて代々受け継がれてゆく。

人間ってすごいなぁと

人間の持つ力や知恵は本当に無限大で

その力を良い方に使うと

こんなにすごいことが出来るんだなぁと

しみじみ思います。

そして、先代の方々が遺してくださったその技や伝統を絶やさず

次の人たちへとつないでゆくこと。

今までのものにに敬意を払いながら

現代のものに変化させて行くこと。

簡単なようでとても奥深く難しいことだと思います。

そんな素晴らしいことを約130年、ずっと紡いできた

泉州地域の職人さんは本当に凄いと思いました。


こうして出来上がったと思うと

タオルにより一層愛着が湧きますね。



最後に

ご協力いただきました

UENO TOWEL 様

旭紡績 様

本当にありがとうございました!


皆様も長々とお付き合いいただき

本当にありがとうございました!


ではまた次の機会にお会いしましょう。


#旭紡績 #UENOTOWEL #泉州タオル #LITTLESPARROW

#工場見学

 
 
 

こんにちは

リトスパのKです。


今日は、先日ノベルティの記事でご紹介した

大阪・泉州タオルの

UENO TOWELさんのところに

工場見学に伺った時のことを書こうと思います。


振り返ってみるとUENOさんのところにお邪魔したのが

一昨年の秋でした。

時が過ぎるのはなんと早いことでしょう。


初めてUENOさんのタオルを見た瞬間

あまりの色味の美しさに思わず立ち止まってしまったのを

今でもよく覚えています。


触ってみて、更に虜になり

どうしても作られているところが見たくなり

無理を言って工場見学にいかせていただきました。



明治20年に日本タオルが誕生してから

その発祥の地である大阪・泉州地域で生産される

泉州タオル。

その歴史は日本で一番古いのです!


泉州タオルは、製織の際に使用する糊や不純物を

最終工程できれいさっぱり洗い落とす

『後ざらし工法』という特徴的な工法で作られています。


こちらのタオルの特徴でもある

ふわふわの肌触りの秘密は水に溶ける糸。

普通の綿糸と水に溶ける糸を逆方向に撚り合わせ

その糸を使用してタオルを織り上げて行きます。

それから、泉州タオルの特徴である『後ざらし工法』で

最後に水で洗う事により、逆方向に撚り合わさっていた糸の

水に溶ける方だけが溶け

残った綿糸が良い感じに膨張し

このふわふわの肌触りになるのでそうです。


色も本当に綺麗ですね。





UENO TOWEL さんは三代続く老舗のタオルメーカーさんで

案内してくださったのは3代目になる上野さんです。

工場は大阪の泉南市というところにあります。


樽井駅というところで電車を降りると

水路が印象的な街並みがありました。

古くからある印象の趣のある水路で

泉州タオルの特徴である『後ざらし工法』に必要な

綺麗な水がある地域なのだなぁと思いながら

坂を登りました。

仙台を出立した時は肌寒く薄手のコートを羽織っていたのですが

その日大阪は28度を超える夏日で

そして若干の雨が降り始め。。。

空港まで迎えに。。。と上野さんが言ってくださっていたのに

自分で行くと言ったことを若干後悔しつつ笑

なんとか到着しました。


さてさて

事務所で泉州タオルの歴史についてご説明いただき

いざ工場へ!



ここに糸がどかーんと巻かれています。

物凄いデカさです。

誰が運んでいるのだろうという疑問を心に抱きつつ

タオルについての説明を受けます。


写真を撮り忘れたのですが

工場内は乾燥すると糸が切れやすくなるとの事で

常に加湿されており、とても暑く、そして湿気があります。

なかなかの過ごしにくさの中で

社員の皆さんお仕事を頑張っておられました。


工場内にはたくさんの機械があり

作るタオルの種類により

織る機械が違います。


こちらの機械は大量生産のちょっと薄めのタオルなどを

物凄いスピードで織る機械だそうです。

糸切れなども全て機械が管理してくれる

未来のマシンです。


当店でも取扱いさせていただいている

AIR SERIESというタオルは

こちらの機械では織れないそうで

3代目の上野さんのおじいさんの代からある古い機械で

ゆっくりとしたスピードで織るのだそう。

その為、1日に織れる枚数も限られ

一度にたくさん作れないとの事。

しかし、そのゆっくりとしたスピードで織るからこそ

あのふんわり感が実現するのだそうです。


倉庫にある古い機械から部品を取りつつ、

直しながら大切に使われている機械がこちら

(池井戸潤さんの小説『陸王』を彷彿とさせますね)




どこかで糸が切れた場合

このように職人さんが潜り込んで

糸の切れた場所を探り当てます。



機械を覗き込むとこのように無数の針が!

訳5千本の針がここにあり

この中からどの針の糸が切れたのか

潜り込んで探すわけです。

気の遠くなるような作業ですね。。。

それもまた、熟練の職人さんの為せる技です。



機械の溝にはこんな棒が置いてあり

この棒で糸の切れた針を引っ掛けます。

先程の潜り込んでいた職人さんは

この棒を片手に潜り込んでいるわけです。


何歳になっても知らないことって

本当にたくさんあるものです。


そうしてそんな貴重な機械で織り上げられていくのが

AIR SERIESのタオルなんですね。



このようにして織られたタオルはその幅に応じて

カッティングされていきます。


それから、カッティングされたタオルは

クルクルに巻き取られます。



こんな風に。


そして

違う部屋へ運ばれます。




こんな感じで意気揚々と

山盛りに運ばれて行きます。

(なんだかニコニコと笑っているように見えて来ます)


そうして今度は耳を縫う部屋にやって来ました。

この日、耳を縫う職人さんはもうお帰りになっており

無人の耳縫い場にお邪魔したので

巨大なミシンが稼働しているところは

残念ながら見れなかったのですが

巻き込みながら縫われてゆく

構造としては小さなミシンと同じものでした。



巻き込みシーンをアップにするとこんな感じです。


すごくアメリカンなサイズで衝撃でした。



そして、この次に染め、後ざらされる訳ですね。

染めや後ざらす工程はまた別の工場での作業になるとの事で

この日はこの後近隣の糸工場に連れて行っていただきました。

例の如く長くなってしまいましたので

『糸工場編』は次回に続きます。










 
 
 

あけましておめでとうございます。

本年もどうぞ宜しくお願い致します。


昨年、始めたブログでしたが

放置しすぎていることに反省しています。

継続は力なりという言葉がある通り

継続してゆくことに意味があるのですよね。

こちらのブログは、インスタに比べて

ご覧になってくださっている方が少ないだろうという

甘えた気持ちからの行動だったなぁと深く反省しています。

たとえ誰も見ていなくても

今年はもっとたくさん色々とUPして行きます。

頑張ります。。。


明日から仕事始めとなるわけですが

今、これを書いているそばから

まるで寒さのあまり降り始めたというのが相応しい細かな雪が降ってきています。

色々な決意を削がれる思いです。



さてさて

インスタグラムでも後ほど告知しますが

実は今年の初売りはちょっと良いものをご用意しているんですよ。


初売りと言いましても

何か特別なものを販売したりするわけではないのですが

(昨年の年始はしれっと何事もなかったかのように開店しました笑)

実は昨年夏の終わりからこっそりと用意していたものがございまして


税抜き5,000円以上お買い上げのお客様に

LITTLE SPARROWオリジナルカラーのハンドタオルをプレゼントしちゃいます!



じゃじゃ〜ん!


見てください!この可愛さ!


こちらは当店でも大人気の

大阪、泉州タオルメーカーのUENO TOWEL さんに

当店でお取り扱いさせていただいている

フワッフワの『AIR SERIES』を

特別にオリジナルカラーで造っていただいたものです。


当店の愛すべきマスコット雀のすずの刺繍も

ワンポイントで入れていただきました♡

刺繍の大きさひとつで印象が変わるもので



左からやり直しの度

大きくなったり小さくなったりするすず笑。

本当にお忙しい中、何度もやり直していただき。。。

UENOさんには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

このご時世ですので直接打ち合わせに大阪まで行く訳にもいかず

何度も電話とメールとでやりとりしていただき

素晴らしくかわゆいハンドタオルが出来上がりました。


色も本当にイメージ通りのグッとくる色味を出していただき

さすがUENOさんだなぁと。


当店としては初めてのオリジナル商品になりましたが

UENOさんにお願いして本当に良かったです。

UENOさん、本当にありがとうございました。


そんな紆余曲折あったハンドタオル、

明日から数量限定でノベルティとしてプレゼントとなりますので

是非是非皆様、松島に遊びに来てください。


次回は

こちらのハンドタオルを造っていただいた

UENO TOWEL さんに一昨年の夏にお邪魔した際の

工場見学珍道中をお届けしようと思います。


それでは、本日もお付き合いいただきありがとうございました。



#リトルスパロウ #LITTLESPARROW #UENOTOWEL #ハンドタオル

#2021ノベルティ




 
 
 
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